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貞操権侵害で慰謝料請求するために!
どういう証拠が必要?
「貞操権侵害で慰謝料を請求したいけど、どうしたらいいんだろう」
「証拠が必要なんだろうけど、どういうのが必要なのかいまいちわからない」
独身だと信じて付き合っていた相手が既婚者だとわかったら、ショックで慰謝料を請求したいと思うかもしれません。
そこで、このページでは、貞操権侵害で慰謝料を請求する場合に、どのような証拠が必要なのかについて一緒に見ていきたいと思います。
1.貞操権侵害で慰謝料を請求するには
貞操権侵害で慰謝料を請求するためには、以下の3つの事情があったことが必要となります。
(1)肉体関係があった
そもそも肉体関係がなかった場合、どれだけ親しかったとしても貞操権を侵害しているとはいえず、慰謝料請求もできません。
(2)独身だと言われていた(独身のように振る舞っていた)
相手から独身であるとだまされていたことが必要で、自分で勝手に独身と思い込んでいた場合は、慰謝料請求は難しいでしょう。
(3)結婚を意識させられていた
交際の中で結婚の話が出ていたかったり、そもそも遊びで付き合っていた場合は、貞操権侵害とはならず、慰謝料請求の対象外となります。
それでは、上記3つの事情に関して、どのような証拠を集めればよいのでしょうか。次で見ていきましょう。
2.慰謝料請求するために有効な証拠
(1)肉体関係に関する証拠
肉体関係があったことを証明するためには、以下のような証拠が有効です。
- 性行為の動画や画像
- 性行為したことがわかる音声
- 性行為したことがわかるメッセージのやり取り
- ラブホテルの領収書
- クレジットカードの明細
(2)独身に関する証拠
相手が独身だと思わせてきたことを証明するためには、以下のような証拠が有効です。
- 独身だ(結婚していない)と言っている音声
- 独身だと間違えるようなメッセージのやり取り
- マッチングアプリや結婚相談所のプロフィール
(3)結婚に関する証拠
結婚を視野に入れた交際だったことを証明するためには、以下のような証拠が有効です。
- 結婚について話した音声
- 結婚をほのめかすメッセージのやり取り
- ウェディングドレスや結婚式場の下見の時の動画や画像
3.注意点
どのようなものがより有利な証拠となるかの判断には、専門的な知識と経験が必要です。
専門家が見れば、一般的には証拠とならないような思わぬものが証拠となることもあります。
しっかりと証拠を集め、確実に慰謝料を請求するためにも、できるだけ早めに弁護士に相談してみましょう。
4.まとめ
- 貞操権侵害で慰謝料を請求するには、結婚前提で肉体関係があった事実が必要。
- 事実を証明するための証拠は、状況によって異なってくる。
- あなたがより有利になる証拠を集めるためにも、早めに弁護士に相談するのがオススメ。
「自分ではどの証拠が有効なのかわからないから教えてほしい」
「証拠についてはなんとなくわかったけど、具体的にどう集めたらいいのか不安」
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