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浮気・不倫の慰謝料を請求されたら?
確認すべき事項と流れについて
「単なる友達なのに、不倫と勘違いされてる」
「浮気がバレたことで、高額な慰謝料を請求されて大変」
浮気・不倫で慰謝料を支払うように請求されたら、いろんなことを考えて不安になるかもしれません。
そこで、このページでは、浮気・不倫の慰謝料を請求された場合について、確認すべき事項について順番に見ていきたいと思います。
1.肉体関係があったかどうか確認
まず、不倫の慰謝料が発生するのは、不貞行為(民法770条1項1号)があったときです。そして、不貞行為とは、肉体関係を持つことをいいます。
以下のことだけでは肉体関係には当たらず、どれだけ親しくても不貞行為の慰謝料とはなりません。
- 2人で食事に行く
- 2人でカラオケに行く
- 手をつなぐ
- スキンシップをする
- キスをする
(ただし、夫婦関係を壊すような程度や行為であれば、不貞行為とはいえなくても、不法行為として慰謝料の対象になることもあります。)

2.肉体関係があったけど、支払う必要がないか確認
次に、肉体関係があったものの、慰謝料が発生しない場合をご紹介します。
それは、以下のような場合です。
- 相手が結婚していることを知らず、独身だと思い込む事情があった
- 相手が結婚していても、夫婦関係が破綻していると思い込む事情があった
- 自分の意思ではなく、暴行や脅迫などによって肉体関係に至った
自分の意思で肉体関係を持たなかった場合はもちろん、自分の意思であっても、相手が結婚していることを知らなかったり、気づけなかったことに十分な理由があったりする場合は、不法行為とはなりません。
また、相手の夫婦関係が破綻している場合も、相手の妻または夫の権利を保護する必要性がないと判断され、慰謝料が発生しないことがあります。

3.支払う必要がある場合、金額が妥当か確認
もしあなたが慰謝料を支払う必要がありそうであれば、相手から請求された金額が妥当かどうか確認しましょう。
最初は多めの金額を請求してくることが多くあります。浮気・不倫の慰謝料の相場は、最大でも300万円程度です。内容によってはもっと低く、50万円程度になることもあります。
もし高額な金額を請求されたと思ったら、減額の交渉をおこなっていきましょう。

4.注意点
慰謝料を支払う義務がある状況かどうかの判断は、専門的な知識と経験が必要になります。また、金額の交渉は、専門家でないと説得が難しいことが多いです。
慰謝料の支払いを回避したり減額したりするためには、できるだけ早めに弁護士に相談することをオススメします。
5.まとめ
- 慰謝料を請求されたら、まず肉体関係の有無を確認する。
- 肉体関係があっても、既婚者と知らなかったり相手の関係が破綻していたりすれば大丈夫。
- 有利に交渉を進めていくためにも、早めに弁護士に相談するのがオススメ。
「過度なスキンシップやメッセージのやり取りで、不倫と誤解されてるっぽい」
「1回関係を持っただけなのに、あまりにも慰謝料が高額な気がする」
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